巨大オオサンショウウオぬいぐるみが愛され続ける理由 来館者メロメロ…京都水族館が発売

米田ゆきほ 米田ゆきほ

京都水族館(京都市下京区)が販売するオオサンショウウオのぬいぐるみがSNSで話題になっている。

2012年の開館以来、多くの人に愛されているこのぬいぐるみ。手軽なものもあるが、特に人気があるのは人間の子どもほどの巨大なサイズのものだと言う。

特徴的なまだら模様と小さくて離れた目…何とも愛らしいが、手など細部はリアルで繊細な作り。鴨川にも生息し京都市民には身近ないきものなのかもしれないが、巨大なオオサンショウウオぬいぐるみを抱きかかえ帰路につく来館者の姿はインパクト大。人気の理由は一体何なのか。京都水族館の担当者に話を聞いた。

ーーなぜこんなに人気なのでしょうか。

担当者:愛嬌のある表情、やわらかな抱き心地が人気のようです。大きな口、指の本数、柄などオオサンショウウオの特徴を表現しつつ、多くの方に可愛いがっていただけるよう、触り心地や毛並みの心地よさにこだわりました。サイズはS(20cm)から、抱き枕としても使えるXXL(155㎝)まで全5種類。一番人気のLL(85㎝)はオオサンショウウオオが描かれているオリジナルトートバッグ付きで、ぬいぐるみを入れてお持ち帰りいただけます。XXLは当館で一番大きなオオサンショウウオ(交雑個体)とほぼ同じ体長なんですよ。

ーー特大のオオサンショウウオぬいぐるみを購入して持ち帰る人の姿はインパクトありますね。

担当者:XXLサイズを購入したお客さまのほとんどがそのまま抱っこして、お友達やご家族と「かわいいね!」など言いながら笑顔で持ち帰られます。ほかのお客様など、みんなの視線が集まっているようです。直接持ち帰るのが大変なお客様には郵送も対応しています。

ーーマニアの方などもいますか?

担当者:サイズ違いや、好きなサイズを複数ご購入いただくお客さまも多い印象。9月9日の「オオサンショウウオの日」には記念日限定で特別なぬいぐるみを発売したり、クリスマス頃にも限定のぬいぐるみを販売するので、コレクションするマニアもいらっしゃいます。

ーー巨大なぬいぐるみの使い方は?

担当者:以前、X上で皆さんがどのようにオオサンショウウオぬいぐるみと過ごしているか質問したところ、ご自宅で一緒に過ごしている方や旅行にも連れて行ってくださっている方など、さまざまな楽しみ方をされているのが分かってほっこりしました。

◇ ◇

SNSでは、「毎晩一緒に寝ています!」「全サイズ持ってて名前を付けてます」「猫がまくらにしてます!」「かわいがりすぎてへろへろになったので綿を入れ直してもらいました。」「学校に行くときも一緒です」など、愛されている様子が投稿された。人間のような大きさと、とぼけた顔がクセになるオオサンショウウオぬいぐるみ。これからも人気は続きそうだ。

京都水族館関連情報
Xアカウント:https://x.com/Kyoto_Aquarium
HP:https://www.kyoto-aquarium.com/index.html

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