俳優のジョニー・デップやミュージシャンのリンゴ・スターなどそうそうたる顔ぶれが英国の子ども支援団体のチャリティソングに参加している。元やり投げ世界王者でソウル五輪銀メダリストのファティマ・ウィットブレッドは、自身も幼少期にネグレクトを経験し養護施設で育ったことから、自身と同じような境遇にある子どもたちを支援する非営利団体「ファティマズUKキャンペーン」を設立した。
『テイク・マイ・ハンド』は、同団体の募金活動に役立てられ、現地23日から24日にかけてロンドンのギルドホールで開催されるワン・ボイス・サミットで演奏する。
「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズなどで知られるデップがギター、ザ・フーのピート・タウンゼントがベース、そしてザ・ビートルズのリンゴ・スターと息子のザック・スターキーがパーカッションで参加、さらにハッピー・マンデーズのフロントマン、ショーン・ライダーと女優のサマンサ・モートンの歌声も収録されている。
このコラボレーションは、同曲でボーカルも務めるウィットブレッドとライダーが、2023年にリアリティ番組に出演したことで親しくなったことがきっかけで実現した。「より幸せで健康な未来と、より強いコミュニティを築き、若者たちが目標を達成し、夢を実現するという止められない道を歩むことがすべてなのです」とウィットブレッドはBBCに語る。
現在、英国では8万人以上の子供たちが養護施設で暮らしている。