えっ!ちくわが貫通した「たい焼」って!?長野県ソウルフード「ビタちく」と「たい焼」が衝撃合体

米田ゆきほ 米田ゆきほ

鯛の頭から尻尾までちくわが貫いてる!インパクト大のたい焼が話題だ。

はみ出したちくわは磯辺揚げになっており、更にツナサラダ入り。使用するのは石川県の株式会社スギヨが製造販売する「ビタミンちくわ」通称ビタちく。ビタミンA・Dが豊富なビタちくは、海の無い長野県では貴重な食材とされ普及、現在も食卓に必要不可欠な食材となっている。

話題のたい焼を開発したのは、長野を中心にたい焼、たこ焼などを製造販売する「焼きたて屋」。開発秘話を担当者のに聞いた。

――コラボ商品誕生のきっかけについて教えてください。

担当者:数年前より「北海道のちくわパン」のような、たい焼が製造販売できないか?と考え商品開発に取り掛かりました。やはり長野県なので使用するなら「スギヨのビタミンちくわ」。株式会社スギヨは石川県の会社なんですが、消費量の7割は長野県というほど、長野県民のソウルフードなんです。

――商品開発で印象的なエピソードは? 

担当者:始めはちくわを、たい焼の中に入れ込もうとしたのですが、味がぼやけてしまった。試しに長いまま焼くと、はみ出したちくわが鉄板で焼かれ、香ばしくてとても美味しくなったんです。そのままか磯辺揚げか、中に入れるのはツナマヨか明太マヨか…など試行錯誤を重ねて最高のマッチを編み出し完成した自信作です。

――売上は能登半島地震の復興支援に寄付されるそうですね。

担当者:計算中で具体的な数字はまだ分からないのですが、売り上げの一部を寄付します。数量限定でしたが石川県食品協会で発行している「食べて復興応援 がんばろう!能登」シールを、ちくわたい焼の外装に貼付する取り組みも行いました。1枚3円で、2円が能登の復興支援に使用されます。

――お客様の反応はいかがですか?

担当者:おかげ様で大好評をいただいております!お客様からは、見た目のインパクトに加え、味も美味しいとの声を頂いております。「前回も食べてとても美味しく、待ちに待った復活です!」「頭から尻尾までちくわが貫通していてびっくりした!」「期間限定ではなく定番にしてほしい」との声をいただいております。長野県を中心に全国70店舗を展開しているのですが、長野県でのちくわたい焼の販売数がやはり多く長野県のお客様のビタちく愛をとても感じました。

 

SNSでは、「美味しすぎて1個じゃ足りなかった」「初めて食べたけど、うますぎて驚いた」「鯛とちくわと、さらにツナサラダまで!魚要素多すぎる」などの反響が寄せられた。

突き抜けたアイデアが復興支援に繋がった、美味しく楽しい取り組みだ。現在は販売を終了しているが、次回も期待したい。

焼きたて屋

https://www.yakitateya.com/

よろず〜の求人情報

求人情報一覧へ

おすすめニュース

気になるキーワード

新着ニュース