大阪府岸和田市長選(30日告示、4月6日投開票)への出馬を表明している永野耕平前市長(46)が25日までに、自身のX(旧ツイッター)を更新。「立花さんの気持ちを受け止めましたので、謝罪のための二馬力選挙は必要ありません」とし、政治団体・NHKから国民を守る党の立花孝志党首(57)からの〝2馬力〟申し出を固辞した。
同市長選に立候補する立花氏は20日、会見で「最後の2馬力選挙となる。僕も当初、永野市長は悪いことをしていると誤解していた。ご迷惑をおかけした謝罪目的。岸和田市の問題の真実を訴えていく」と、自身の当選を目指さず永野氏の応援目的だとした。
永野氏は「真実を理解してくれてありがとうございます」としながらも〝アシスト〟は必要ないと強調。「僕が岸和田市長に返り咲くことができたら、市政をすすめる際に、立花孝志さんだけではなく、多くの人に協力していただき、『二馬力、三馬力』で岸和田市を豊かにしていきたいです。」と思いをつづった。
性的関係をめぐり、永野氏は不倫会見にあった府内の女性から提訴され、24年11月に解決金500万円を支払い和解。性加害については「性加害はないのに、あるように報道された」と、一貫して否定している。市議会から2度目の不信任決議を受け、2月17日に自動失職。同市長選は〝出直し選〟となる。
立花氏は「報道で、出せないものがあるのは分かっている。今回の永野氏の問題で、出てこない(大阪)府議がいるので(報道の隙間を)埋めていこうと。報道するべきで、詳しく伝える」と、選挙戦での情報発信で「真相」を訴えるとしている。