新幹線の路線上に観測された奇妙な"雨雲"がSNS上で大きな注目を集めている。
「この雨の筋なんだろ…?よく見たら新幹線の真上だ。」と雨雲レーダーの画像を紹介したのは株式会社ホロラボでデザインエンジニアを務めるmasanagaさん(@tasklong)。
この雨雲レーダーは2月27日9時40分のもの。他は雲一つない晴天なのに、神奈川県の新幹線路線上にのみまっすぐに雨雲が観測されているのだ。
masanagaさんの投稿に対し、SNSユーザー達からは
「すごい雨男が新幹線乗ってそう」
「1990年ごろか『市街地で、渋滞してる国道の上だけ雲がある航空写真』を見た。
『ディーゼルのすす』や排気ガス、熱での上昇気流で条件ではあり得たけど、鉄道で?」
「冗談かなと思ってウェザーニュースで検索、時間を遡って見たら、本当にこれだった。びっくり。」など数々の驚きの声が。
また「異常伝送で反射したレーダーが、地上の新幹線か高架をとらえちゃったんだろうな」
「雨雲レーダーが新幹線の車輌に反応して誤認したものと思います
最近、風力発電の風車に反応して雨雲と誤認する事案が増えています」
といった意見も寄せられている。masanagaさんに話を聞いた。
ーーこの雨雲レーダーをご覧になった感想は?
masanaga:外は晴れてるのに天気アプリに降雨の通知が来たので、なんだろうとアプリを見てみたら雨雲レーダーにこの雨の筋が出ていたので思わずスクショを撮りました。
さらによく見てみたら東海道新幹線に沿った筋だったので余計に不思議に思いXへポストをしました。実際には通知と違い雨は降らなかったので誤表示なんだろうなとは思いましたが、偶然にしては不思議な現象だなと思いました。
ーーご投稿に対し、大きな反響が寄せられました。
masanaga:新幹線に雨男が乗ってるんじゃないかと言う反応が多くて面白かったですね。皆さんが思い思いの人物を挙げられていて、そんなに雨男・雨女だと思われている人がいるんだ、と思いました。
あと実際に気象レーダーの現象として非降水エコーという現象だという事を挙げてくれている人もいて参考になりました。
◇ ◇
これまでにも気象レーダーが新幹線や高架などを雨雲と誤認してしまう現象はまれに起こっているようだ。
なお今回の話題を提供してくれたmasanagaさんは現在、日本各地の駅弁を3DCGで紹介しているサイト「えきべん3Dミュージアム」を個人運営している。駅弁文化にとって貴重な資料となる内容なので、ご興味ある方はぜひチェックしていただきたい。
masanagaさん関連情報
Xアカウント:https://x.com/tasklong
えきべん3Dミュージアム:https://ekiben.tascube.com