イーロン・マスク氏は、自身が所有するソーシャルメディア・プラットフォーム「X」の世界的な障害の原因を「ウクライナからの大規模なサイバー攻撃」だとした。
ロンドンやニューヨーク、ロサンゼルスなどの主要都市で、多くのユーザーが投稿などが出来くなったことについて、「何が起こったのか正確にはわからないが、ウクライナ地域を発信元とするIPアドレスでXのシステムをダウンさせようとする大規模なサイバー攻撃があった」とマスク氏は語った。
10日、世界中のXユーザーが問題を報告し、障害追跡サイトDowndetectorは午前9時25分までに1万883件以上のサービス障害の報告を記録した。
サイバーセキュリティの専門家は、IPアドレスは別の場所から発信されているように見せかけるよう改ざんすることが可能だと警告している。
一方で、ハッカー集団「ダーク・ストーム・チーム」がテレグラムへの投稿で犯行声明を出しており、同グループは以前にもイスラエルやNATO加盟国の主要企業を標的にしており、最近ではNATO諸国、イスラエル、およびそれらの同盟国の政府ウェブサイトへのサイバー攻撃を予告していた。