「筋肉のスペシャリスト」著名人の肉体をチェック! 大谷の脱臼についても言及「開幕には…」

髙石 航平 髙石 航平
筋肉のスペシャリスト・山本義徳氏
筋肉のスペシャリスト・山本義徳氏

 ボディビルダーとして活躍し、現在はプロスポーツ選手などの指導トレーナーとして活動する山本義徳氏(55)がこのほど、よろず~ニュースのインタビューに応じた。現役時代の苦労話や、「筋肉のスペシャリスト」から見た芸能人やスポーツ選手の筋肉事情について語った。

 トレーナーとして、元メジャーリーガーの松坂大輔氏や、女子プロレスラー・神取忍など、一流選手の指導を行ってきた山本氏。過去には自身もプロボディビルダーを目指し、単身でアメリカのコンテストに出場し優勝した経験を持っている。当時について「今みたいにインターネットで簡単に応募という時代ではなかった」と話し、「FAXをプロモーターに送って、エントリー用紙を郵送してもらって、エントリーフィーを一緒に現金書留で送ってみたいなことをやっていた。コンテストに出るだけで大変でしたね」と笑顔で振り返った。

 昨今はコロナ禍での「筋トレ」ブーム加速の影響もあり、多くの著名人が鍛えていることを公言している。その中でもやはり、ひときわ輝く筋肉を持つのは「なかやまきんに君ですかね」と山本氏。「脚をあまり鍛えていない人は多いですけど、きんに君の場合はバランス良く鍛えているなと思います」と「元祖筋肉芸人」の肉体美を語った。

 筋トレブームに乗って、最近はお笑い芸人やプロスポーツ選手もフィットネス大会に頻繁に出場するようになった。2023年には女子カーリング銀メダリストの藤沢五月がコンテストに出場し、その変貌ぶりが話題に。山本氏から見ても、「この大会はプロポーションが重視されるジャンル。骨格的なところは恵まれてないんでしょうけど(藤沢は156センチ)、綺麗に見えるようにうまく鍛えることができている」と評価していた。

  また「筋肉」といえば、昨季自身3度目のリーグMVPを獲得したドジャース・大谷翔平も、日本時代から比べても身体が大きくなったことで有名だ。多くのプロ選手を見てきた山本氏も「一口でいえるものではないと思うんですが、ある程度高重量を扱ったトレーニングで、体の回復もちゃんとケアしている。無理にやるのではなく科学的なトレーニングをしているという印象です」と分析する。

  今季は二刀流復活の一報も出ており、活躍が注目されていたが、24年10月の試合中に左肩を脱臼。その後、手術を行ったことも明かしている。利き腕と逆ではあるものの、脱臼は癖になりやすいということもあり、心配の声も上がっている。

 ただ過去には大相撲の横綱・千代の富士も脱臼癖があったが、筋トレによって克服した逸話(いつわ)も知られている。山本氏も「肩は色んな筋肉があって、肩の骨に押し当てるような棘上筋(きょくじょうきん)という筋肉がある。肩の関節と腕の骨を鍛えることで脱臼しにくくなるというのは可能です」と理論上可能であることを説明。そして「3カ月ちゃんとやれば良くなりますね。開幕には間に合うと思います」と太鼓判も押していた。

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