海外で体験したクレジットカードトラブルのエピソードがSNS上で大きな注目を集めている。
「【悲報】ケニアでカレーを食べたら54万円
3,550KES(ケニアシリング:約4,300円)をカード払いしたら、なんと3,550USD(米ドル)で決済されていた。金額は確認したけど、まさか決済通貨がちがうなんて😭
現在、店舗とカード会社に連絡中。みんなレシートの保管は絶対だぞ!約束してくれよな!」とクレジットカードの利用明細書を紹介したのはクリエイティブディレクターの坂田ミギーさん(migimagari)。
カレーが約4300円というだけでもお高めだが、54万円も取られてしまってはかなわない。単なるミスか、それとも意図的なものか…。
SNSユーザー達から
「そんな事故があるとは!
今は海外は米国だけですが、気を付けます。」
「カードのスリップも。
私はインドでホテル代2重取された26万円を、先日やっと取り返しました。
お昼ご飯の差し入れの2重取された2万円ちょっとは、レシートが1枚しか無く諦めました。レシートくれって言ったら機械操作して出してくれたのですが、同じだけ載せちゃったみたいです。」
「カード使うと、決済通貨選べる国だと、ドルと現地通貨違いの請求たまにあります😂(お店も意図的ではないですが💦)
なので私はカードきったらすぐに通知くる設定にして必ずその場で確認してます🤣
無事に金額修正してもらえますように...😣🙏」など数々の驚きの声が寄せられる今回の出来事について坂田さんに話を聞いた。
ーー今回、利用されたのはどんなお店でしたか?
坂田:ケニアのナイロビにある中間〜富裕層向けのショッピングモールにあるフードコートのレストランです。ケニアは格差が大きい社会です。日本人からすると、このようなフードコート内にあるレストランでもやや高いと感じられるかもしれません。
ーー今回の被害にあわれたご感想をあらためてお聞かせください。
坂田:ただ、気付いていないだけだったのかもしれませんが、過去に類似トラブルの経験はありません。今回は金額が桁違いだったので気づきましたが……。
ーー現状の店舗、カード会社の対応についてお聞かせください
坂田:食事をしたのは、昨年12月5日。1月15日、店へメールとWhatsAppで連絡するものの返信なし。楽天プレミアムカード利用だったんですが、楽天カードのサポートセンターからの連絡もすぐには来ず…。翌16日、ケニア在住37年の友人が進展のない状況を見かねて店に電話。店長、オーナーと会話してくれて、オーナーが対応することを約束してくれました。
楽天カードからは「担当部署に引き継ぎます。2カ月程度のお日にちを要する場合があります」とテンプレの連絡があり、21日にカレー屋のオーナーに「店舗側からキャンセルできるはずだからやってほしい」とメールしたところ、キャンセル処理をしてくれました。
ーー良かった。間違ったけど誠実に対処してくれたんですね。
坂田:27日、楽天カードから「キャンセル情報が到着しました」との連絡があり、来月返金してくれるようです。カレー屋には別途正しい料金を支払う予定です。
ーー投稿の反響へのご感想をお聞かせください
坂田:これを見た方々が決済時に設定通貨まで確認されること、そしてレシート類をしっかり保存されるようになることを願っています。ケニアはとても魅力あふれる国なので、ぜひ気をつけながら遊びにきてくれたらうれしいです。
◇ ◇
読者のみなさんも海外でクレジットカードを利用する際はくれぐれもご用心いただきたい。
なお今回の話題を提供してくれた坂田さんはケニアと日本の才能が集うアパレルブランド「SHIFT80(シフトエイティ)」を経営。SNSアカウントのフォロワーが1増えるごとに給食1食をケニアのスラムに届ける事業など、利益の多くをケニアへの各種支援にあてている。ご興味ある方はぜひ公式ホームページをご覧いただきたい。
坂田ミギーさん関連情報
Xアカウント:https://x.com/migimagari
「SHIFT80」Instagramアカウント:https://www.instagram.com/shift80jp/
「SHIFT80」公式ホームページ:https://shift80.jp/