俳優のロバート・ダウニー・Jr.(59)は「サタデー・ナイト・ライブ」に短期間出演したことで、パフォーマーとして自分にないものを学んだという。コメディアンの登竜門である生放送のコメディバラエティーの同番組に20歳の時に出演したロバートは、肌に合わず1シーズンのみの登場だったものの、学んだ教訓は大きかったそうだ。
新ドキュメンタリー番組「SNL50:ビヨンド・サタデー・ナイト」でロバートは「あの1年で自分に足りないものが何か、多くを学んだ。得意か不得手かに関わらずこれほどエキサイティングな90分もないね」と明かす。親友で俳優のアンソニー・マイケル・ホールのおかげで同番組に出演できたというロバートはこう続ける。「マイケル・ホールがこう言ったんだ。『SNLに出ることになった。君をオーディションまで行けるようにするから。君も必ず出演できるだろう』って」。
一方、アンソニーは、ロバートの恩返しはいつになるのかと冗談を飛ばしていた。「40年経った今でも彼の恩返しを待っているんだ。どうしたアイアンマン、頑張ってくれよ」。そんなアンソニーは当時17歳で、同番組の最年少キャストとしてチャレンジングな時期だったと回想してもいた。
同番組のシーズン11に出演したロバートとアンソニーだが、この時期は最も番組人気が最も低迷していた時期のひとつで、ジョーン・キューザックやランディ・クエイドら多くのキャストがすぐに降板させられていた。
ショーランナーのローン・マイケルズは同番組を刷新し、新しい世代のパフォーマー起用したかったものの、若すぎる人選だったと回想、「ベビーブーマー世代が10年間番組を支配していたから一掃することにしたんだ」と続けていた。