タレントの中居正広が23日、芸能界を引退することをファンクラブ(FC)のサイトで発表した。正午ごろにFCサイトに文書を掲載し、「私、中居正広は本日をもって芸能活動を引退いたします」と表明。自身の事務所「のんびりなかい」についても「残りの様々な手続き、業務が終わり次第、廃業することと致します」とした。
その後「のんびりなかい」の公式サイトにも同様の文書を掲載し、引退を報告した。FCに向けて、礼を尽くして一足先に報告し、その後一般のファンも見ることのできる公式サイトで発表した形となった。
それぞれに掲載された文面はほぼ同じだが、実は微妙な違いがある。FC版では「少しでも先にご報告」と題しているのに対して「のんびりなかい」版では「ご報告」だけとなっている。
さらにFC版には「ヅラの皆さん」宛ての最後にコメントが掲載されていた。「ヅラ」とは中居ファンの総称。中居はヅラに向けて「一度でも会いたかった」という思いを明かしていた。直接言葉を交わさず、文書1つで別れを告げることを謝罪し、ヅラへの未練をつづっていた。公表のタイミングだけでなく、文書の内容でもFCのファンを“優先”する律義な一面を見せた形となった。
文書で、中居は「私がこれまでに携わらせて頂きましたテレビ各局、ラジオ、スポンサーの皆様との、打ち切り・降板・中止・契約解除等に関する会談がすべて終了し」たことも報告。女性トラブルなどについては「今後も、様々な問題に対して真摯に向き合い、誠意をもって対応して参ります。」とコメントした。さらに「改めて、相手様に対して心より謝罪申し上げます。関係者各位の皆さま、ご迷惑をおかけしました。重ねて、お詫び申し上げます。大変、大変申し訳ございませんでした」と謝罪の言葉もつづった。