俳優のアーロン・テイラー=ジョンソン(34)が、ギター演奏を止めたという。2009年公開の映画「ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ」で若き日のジョン・レノンを演じたアーロンは、撮影のために数カ月間ギターを特訓したものの撮影終了後は楽器を触っていないことを明かした。「ガーディアン」紙に「僕は役柄に深く入り込むんだ。そして役を捨てて次に進む。『ノーウェアボーイ』でギターとロックンロールのコードや歌い方を習ったけど、もはやギターを手にすることはないよ」と語った。
一方、ポール・マッカートニーが2022年のグラストンベリー・フェスティバルでジョンのボーカルを使用しパフォーマンスしていたことには感動したという。「ポール・マッカートニーをグラストンベリーで見ることができたんだけど、彼がレノンと一緒に『アイヴ・ガッタ・フィーリング』を演奏していたのはとても胸に迫るものがあった」と告白。「まるでレノンを死から蘇らせたかのようだった。たった1曲だったけど、一晩中見ていたかった。本当に感動的で、真新しいレノンという感じで。彼は自分の考えを話し、自由奔放に生きていた。彼には分かち合おうとした真実と純粋さがたくさんあったんだ」と感激の思いを語った。
同曲のポールとジョンによるバーチャルデュエットはドキュメンタリー映画「ザ・ビートルズ:Get Back」のために復元されたザ・ビートルズの「ゲット・バック・セッション」の音声からジョンのボーカルを分離させることで実現していた。