大阪府泉大津市長選が15日、投開票され、無所属で現職の南出賢一氏(44)が3選を決めた。政治団体・NHKから国民を守る党党首の立花孝志氏(57)は及ばなかった。
取材に応じた立花氏は「泉大津市長選だけを見れば完敗なんですが、17%もの票をいただいた。市長選は5度目だが、初めて供託金の没収ラインを超えた」と満足。南出氏との関係も深まったといい「泉大津の知名度を上げるため、YouTubeでコラボしましょうと。魅力を伝えていきたい」と故郷の発信力強化で連携していくという。
同市長選での有権者との対話の中で「市長をやってほしいという感じではなかった。やっぱり国会、国政という感じだった」と振り返る立花氏は、2025年夏の参院選に全国比例で出馬する意志を固めたという。
立花氏は「定数3の兵庫県選挙区と悩んでいた。今回の市長選で30%票を獲れたら兵庫で(議席を)取れると思っていたが、17%と少なかったので選挙区ではなく、全国比例でという腹は決まった。国政で、マスコミの不正を暴くということを再認識できた」と力を込めた。
立候補を宣言していた兵庫県南あわじ市長選(1月19日告示、26日投開票)を見据えるが、永野耕平市長(46)の不倫問題で揺れる大阪府岸和田市にも熱視線を向ける。永野氏は悪くないと主張する立花氏は「市議会で不信任決議が出て出直し選挙になった場合、岸和田に〝2馬力〟に行こうかと」と、当選を目指さない永野氏への応援出馬も示唆した。