パフ・ダディなどの名称で知られ、“業界のドン”とも言われたラッパーのショーン・“ディディ”・コムズ(55)が、17階のバルコニーから落とされそうになったとして女性から訴えられていることが明らかになった。ファッションデザイナーのブライアナ・“バナ”・ボンゴランは、2016年にディディの元恋人カサンドラ・“キャシー”・ヴェンチュラの自宅で起きたとされるこの事件を巡り、1000万ドル(約15億円)の損害賠償を求めている。
ディディの代理人はUSAトゥデイ紙に語った。「証拠があろうとなかろうと、誰でも訴訟を起こす権利があります。昨年以来、ボンゴラン氏はコムズ氏を訴える意思を表明し、提訴のために弁護士を探してきました」
「コムズ氏はこれらの深刻な申し立てを断固として否定し、最終的に根拠がないことが証明されると確信しています。彼は事実と司法手続きの公正さに揺るぎない信頼を寄せています。法廷では真実が明らかになり、コムズ氏に対する主張が事実無根であることが証明されるでしょう」
ピープルによると、先週ロサンゼルスで申請された同訴訟は、性的暴行、精神的苦痛、虚偽の監禁などでディディを訴えている。書類には、ディディがバルコニーの際で嫌がるブライアナを強制的に後ろから抱きしめ胸を触り、落下の恐怖に陥れたと記されている。
ディディは9月に性犯罪容疑で逮捕された後、現在ニューヨークの拘置所に拘留されており、裁判は2025年5月に開かれる予定だ。