歌手で女優のアリアナ・グランデ(31)が、日本では来年春公開予定の『ウィキッド ふたりの魔女』の曲のひとつを「ヒップホップ」風にすることを拒否していたことが分かった。アリアナは大ヒットミュージカル『ウィキッド』の映画化作品でグリンダ役を演じている。作詞作曲を手掛けたスティーヴン・シュワルツによると、映画用に『ポピュラー』を変更しようとしたものの、アリアナがそれを拒んだそうだ。
シュワルツは、ロサンゼルス・タイムズ紙にこう語った。「映画のために新しいことを受け入れるという精神で、僕の音楽チームと僕はリズムをリフレッシュしようと考えました。少しヒップホップ風にするとか」
「アリアナは『絶対にダメ。私はグリンダを演じているアリアナ・グランデではなく、グリンダになりたいの』って言ったんです」
しかし、アリアナの声域を生かすために、曲を少し変えることには成功したという。「新しいボーカルのエンディングのアイデアがありました。アリアナは少し躊躇していたけれど、もしオリジナルのショーのためにこれを考えていたら、こうなっていただろうと話したんです。この新しい音楽がキャラクターから出てくるものだと安心してからは、乗り気になっていましたよ」
先日には、同新作の監督ジョン・M・チュウが、アリアナが当初、映画ではシンシア・エリヴォが演じているエルファバ役のための準備をしてオーディションを受けていたことを明らかにしていた。