斎藤元彦前知事(47)の失職に伴う兵庫県知事選に立候補していた政治団体・NHKから国民を守る党の立花孝志氏(57)が17日、「ニコニコニュース」の生配信に出演。20時ちょうどで再選が確実となった斎藤前知事について「まずおめでとうございます」と手放しで祝福した。
立花氏は立候補しながらも「圧倒的な得票で斎藤さんをもう一度、戻さなきゃいけない」と自身の当選を目的とせず、異例の選挙活動を繰り広げていた。そんな立花氏は開票スタートの20時ちょうどにサプライズ出演し「ちゃんと私の訴えを聞いていただいた。私は最初から入れないでと言っていたので、その意味を裏に取らず理解していただいてありがとうございます」と敗戦の弁ながら、兵庫県民に感謝の意を伝えた。
またコメンテーターの七尾功氏から「今回の選挙運動で斎藤さんことを言及しはじめてから、県民の声はマックスでしたか?」と聞かれると、「マックスからフルマックスぐらいの感じ。行くのが怖かったぐらいで、人が多すぎて。あまり多いところに行くと、こんな大勢の人に話したことない」と立花氏。ガーシーこと、元参院議員の東谷義和氏の選挙戦との違いについて聞かれると「ガーシーの時は本人がいなかったので」と話し、「これまで経験した中で多かったのは19年の参議院の補欠選挙の時に1000人くらい来てくれた。そのときは楽しそうな聴衆だったんですけど、今回はどっちかというと悲壮な感じ。見ている人たちの熱量が違う」と今選挙の熱量の高さを語った。
また立花氏は「既に新党作るということでここに来る前に、淡路市の市長候補に説得中。すぐに兵庫県での新党、地域政党を作らないと」と新党創設の意思を発表した。続けて「今回22の市長が稲村さんを応援するということがあって、これは22名を落とさないとというのがある。県議会議員も地位を問わないといけない」と発言し、「6カ月後には淡路市、宝塚市などで選挙がある。22の市長に対して兵庫県民はめちゃくちゃ怒っているので、真実正義党という地域政党を興そうと話しています」と説明。「県下の首長を少なくとも入れ替えていかないと。今回22の市長さんはそれ覚悟でやったわけですから。ただ県民を混乱させただけ」と力説した。