名古屋を拠点にするNANAとMAIKAで構成された2人組ガールズユニット「FleuR」がこのほど、公式X(旧ツイッター)アカウントを更新。メンバーのMAIKAが脱退宣言をしたことについて「MAIKAの意思、FleuRの意思ではございません」と発信し、その後にMAIKAのXアカウントで公開された内容が物議を醸している。
事の発端は5日。MAIKAが「大切なお知らせです」と題して文書を公開し、「2025年の7月20日のワンマンライブを持ちましてFleuRを脱退することになりました」と報告。脱退理由については「FleuRの活動は楽しいこともいっぱいありましたが、家族の思いとNANAの思いの両方に上手く答える事が出来ず、私には少し荷が重すぎたようです」とし、「私達の関係は終わってしまった為、2人で練習する事は出来ませんが、それぞれ練習して本番は全力のパフォーマンスを致します」と記していた。
ただ翌6日に運営が公式Xを更新し、FleuRのマネージャー署名入りで「昨夜の投稿は、MAIKAの意思、FleuRとしての意思ではございません」と驚きの告知をした。「NANAもMAIKAも今までの活動に対する思いは今も変わっていませんし、FleuRとしてこの先も活動を続けていきたい気持ちでいっぱいです」とMAIKAの6日の投稿とは食い違う内容を投稿。今後については「運営側としましても2人の意思を尊重したい気持ちでおります。今後の活動につきましてもご家族様を含め協議中です」と記した。
これに返すように、MAIKAのアカウントでは7日に「MAIKAの母です」と題して文書が公開。母と名乗る人物はMAIKAには障害を持つ弟がおり、MAIKAのイベント翌日に弟の企業面接があるため、「家族皆でのサポート、また集中出来るようイベントのあった日はなにも予定を入れてくれるなと、お願いしていました」と切り出した。ただMAIKAは運営との話し合いで家族に相談なくイベントに出演したことで、「勝手に黙って出ていくMAIKAに家族は驚き、こんな大事な時にも助けることのない姉に、弟は受け入れがたいと悲しみを滲ませていました」と怒りを滲ませた。
この出来事により「私達家族はもうMAIKAの活動を応援する事は出来ない、今すぐ辞めてくれとお願い致しました」とし、「予想通り運営とは言い争いになり、こちらもひどい言葉を投げつけ怒鳴りも致しました」と運営側と一悶着(ひともんちゃく)があったことを公表。すぐに辞める場合は違約金がかかるため、決まっている25年7月のイベントが終わり次第、脱退することを承諾したと記した。母を名乗る人物が代理投稿したことについては「運営にはお母様の言葉でMAIKAの活動辞退をあげてくださいと言われましたので」と説明。最後には「私達家族の我儘でNANAさんには大変ご迷惑をかけ本当に申し訳ないと思っております」としながら「しかし私達家族はもう限界でした」と締めた。
7日のMAIKAのアカウントでの投稿は、9日までに1.5万件のリポストや4500万のインプレッションが集まり、3000件以上のコメントが殺到するなど物議に。この投稿の後、MAIKAとNANAのポストは更新されていない。8日などに予定されていたMAIKAが出演予定だった生配信は運営から「体調面を考慮し本日は中止とさせて頂きます」と報告されている。