元大阪市長で弁護士の橋下徹氏が7日、自身のX(旧ツイッター)を更新し、米大統領選で勝利したドナルド・トランプ氏に石破茂首相が簡単には会うことができないという見解を示した。
橋下氏は「安倍氏に習え 石破首相、11月後半の訪米検討 『ショック』緩和できるか」と題したニュースを引用。石破茂首相が、トランプ氏と早期に面会することを検討しているという内容だった。
これに対して橋下氏は「安倍さんは大リスクを取ったんだよ。あのときは西側諸国首脳がトランプさんを大批判していた。そんな中で安倍さんは一番乗りした。」と2016年に大統領選でトランプ氏が勝利した時、速攻で米ニューヨークのトランプタワーを訪問して直接祝福した安倍晋三首相(当時)を引き合いに出した。さらに「今は誰もが一番乗りしたい状況。簡単には会えないわ。」と指摘した。安倍氏が訪問したのはトランプ氏が大統領に就任する前というタイミングだっただけに、否定的な声もあったが、結果として良好な関係を築く形となった。
トランプ氏の勝利で、自民党・麻生太郎最高顧問の半年前の行動も話題となっている。麻生氏は今年4月にニューヨークを訪れトランプ氏と面会していた。トランプ氏勝利の可能性を考えて事前にパイプ作りをしていた麻生氏に対して、ネットは「先見の明」「先手必勝」「賛否両論はあると思うが やっぱり麻生太郎ってすげえわ」と称賛の声を上げていた。
4月の訪問時、橋下氏もテレビ番組で「麻生さんって国内では発言で批判の声も多いと思うんですけど、トランプさんと並んだ姿っていい感じじゃないですか」と評価。トランプ氏が大統領選で勝利した時の「キーマン」になると推測していた。