学園祭、模擬店はメニューだけでなく支払いも進化!チュロスや本格ラーメンも 西日本最大規模の関西大で聞く

杉田 康人 杉田 康人
2024年の関西大学統一学園祭をPRする実行委員の皆さん
2024年の関西大学統一学園祭をPRする実行委員の皆さん

 西日本最大規模の学園祭で、2023年は約10万人を動員した関西大学統一学園祭が11月1日から4日間、大阪府吹田市の千里山キャンパスで開催される。

 2日はバラエティ番組でも活躍するタレントの重盛さと美、4日にダンス&ボーカルグループ・GENERATIONSのボーカルで俳優の片寄涼太がトークショーに出演。3日は5人組バンドwacciの学園祭ライブが行われる。それぞれ当日券も用意される。

 約800人の実行委員を束ねる同学園祭実行委員長の関西大3年中野廉士(れん)さんは「対面での開催来場者数15万人を達成することにこだわっている。47回目の学園祭で、史上一番熱い学園祭をつくりたい」と息巻き、来場を呼びかけた。

 模擬店は、4日間でクラブ・サークルやゼミなどのべ200団体が出店。男女が思い思いのコスプレをして、客をつかむのが名物となっている。

 模擬店出店を統括する同実行委員会の関西大3年、北浦成隆(せいりゅう)さんは「模擬店で多いものから焼きそば、フランクフルト、たません(たまごせんべい)、焼き鳥です。来場していただいた方に作ったものをすぐに届けられる品目が人気」と説明した。

 冷凍食品の進化や、業務用食品スーパーの充実で「チュロスやスモア(マシュマロを炙り、ビスケットなどではさむお菓子)といったメニューも増えてきた。コストコや業務スーパーで買った食材を調理し、出す店が多い」と、年々メニューがバラエティに富んでいるという。

 北浦さんは「大学生の間でTikTokやインスタにラーメンを作る動画を載せるのが流行っていて、模擬店で二郎系ラーメンをやりたいという団体もある」と話し、有名ラーメン店の協力を取り付け出店する団体もあるとした。

 関西大の学園祭では、2023年から一部の模擬店の代金支払いにPayPay(ペイペイ)を導入。来場者から「ペイペイ使えないの!?」との声もあったといい、2024年は5割程度の模擬店がスマホ決済サービスを導入するという。

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