韓国の6人組ボーイズグループBOYNEXTDOORが今月11日(現地時間)、海外公演のために空港に姿を見せた際、手に持っていたスマートフォンがApple社のiPhoneだったことで、ネット上で物議を醸した。
BOYNEXTDOORは昨年11月、サムスンのスマートフォン「Galaxy」とコラボレーションしていた。ファッション雑誌で企画されたもので、Galaxy製品のグラビア撮影を行い、現場にはサムスンがプレゼントしたと思われるコーヒーカー(コーヒーを提供するキッチンカー)があった。また、その1カ月後に開かれた「Galaxy S23 FE」発売イベントには、BOYNEXTDOORと彼らのファン100人を招待するなど、サムスン側は惜しみない支援を送っていた。
双方の良い関係があったことを踏まえてか、一部のファンは「大っぴらに別メーカーを使う姿を見せたら、(サムスンは)ばかばかしいでしょうね」「行動がちょっと軽率では」などと苦言を呈していた。
韓国メディアのKBSによると、この話題が拡散した結果、“当事者”とされるサムスン関係者の耳にも届いたとみられる。サムスンは「BOYNEXTDOORは、正式な広告モデルやアンバサダーではない」とし「(該当議論について)コメントを出す立場にない」と異例の一線を引くコメントを発表した。広告契約が終わった後、芸能人が競合製品を使うケースは珍しくないが、今回のようにメディア前で露骨に見せるパターンはあまりないために目立ってしまい、批判を受けてしまったようだ。