政治団体・日本保守党の百田尚樹代表が、衆院選(27日投開票)が公示された15日、東京・JR新橋駅前で第一声をあげた。
百田氏は午前10時に第一声をあげようと現場に到着していたが、総務省への届け出の順番が最後になってしまい、スタートが遅れた。結局公式な演説が始まったのは午前11時ごろだった。聴衆が集まっていたということもあり、サービス精神を発揮した百田氏は10時過ぎに「演説」ではなく「雑談」を披露。「天皇」という言葉が初めて使われた経緯や「元寇」についての豆知識などを披露した。
季節外れの暑さ、直射日光を浴びていたということもあり、汗だくになりなが“前説”を約40分続けた。聖徳太子や北条時宗などについて、作家らしい豊富な知識とこなれたトークでしっかりと場を盛り上げた。
演説では「日本人はもっと幸福になるべきだ」などと訴え、大きな拍手を受けた。途中で候補者から「Xをフォローされてないんですよ」とツッコまれ、あわててその場でスマホを取り出してフォローするなど、しっかり笑いも取っていた。
日本保守党は、今年4月の衆院東京15区補選に続く国政選挙。小選挙区に4人、比例代表に百田氏や有本香氏ら26人を擁立している。