歌舞伎俳優の市川新之助(11)が7日、フジテレビ系「めざまし8」でテレビでは初となる単独インタビューに応じた。
袴姿で貫禄さえも醸し出す新之助は、父・團十郎はもちろん、新之助の祖父にあたる十二代團十郎さんの雰囲気も醸し出しつつ、亡き母・麻央さんの面影も。初の単独インタビューに「やはり父と一緒とか、父と姉が一緒にいたことが多々ありましたので、新鮮な気持ちもありますが、やはり緊張してますね」と、きちんとした言葉遣いで対応だ。
大阪での十月大歌舞伎では「連獅子」に初挑戦するが「お父さんを見ていてすごくかっこいいと思ったので、いつかやってみたいと。お父さんがやったのは9歳だと聞いたので、やりたいといって本格的に…」と喜びと緊張感のにじむ表情も。連獅子のカツラについては「意外と軽いなと思った」というが「ずっと毛を振っていると重くなってくる」とコメント。父からは「体で振ると。首で振ったら明日、振れなくなるので体で振らないとと」とアドバイスされたという。
舞台と稽古で多忙な日々を送るが、それ以外の時間は「宿題とテスト勉強。あとはゲーム」と小学生らしい日常も。小室瑛莉子アナから「気になっている子は?」と聞かれると間髪入れず「いません!」。
また学校では一部で将棋がはやっているといい「ぼくもやりたいと思ってやったが、まだ5回ぐらい。並べ方も分からない初心者です」と謙遜していた。
最後に今後挑戦したいことを聞かれると「まだそれは決めていないですけど、いつかは勧進帳をやりたいです」ときっぱり。「歌舞伎十八番といったら勧進帳のイメージが皆さんの中にも多分ある。やらせていただきたい」と頼もしく語った。
このインタビューに谷原章介は「すごい、しっかりしてる。歌舞伎の未来は明るいね」と驚いていた。