俳優のデンゼル・ワシントンが、音楽家のショーン・”ディディ”・コムズのパーティーでディディと激しい口論になっていたそうだ。ある関係者がUsウィークリーに明かした。「グローリー」(1980年)でアカデミー賞助演男優賞を、「トレーニングデイ」(2001年)で同主演男優賞を受賞したことなどで知られるデンゼルは2003年に出席したパーティーで、現在性的人身売買や恐喝などの罪でニューヨークの刑務所に収監され裁判を待っているディディに「お前は誰もリスペクトしていない」と叫び、その場を去ったという。
「(デンゼルと妻のポーレッタ・ワシントンは)夜明けまで(ディディの)パーティーにいて、何かを見て、出て行ったんです」と同関係者は続ける。デンゼルとディディは以前、2001年のエッセンス・アワードをはじめ、2009年のバラク・オバマ元米大統領の就任式やNBAの試合など、何度も一緒に出かけているところを目撃されている。2人が何について喧嘩していたのかは不明だが、ディディの刑事告訴とは関連していないようだ。
ショーン・コムズは「ハプ・ダディ」「ディディ」などの名義でミュージシャンとして活躍。実業家の顔も持っており、2017年にはフォーブス誌が選ぶ「世界で最も稼ぐミュージシャン」ランキングで1位に選ばれたこともある。2位のビヨンセを抑え、1年間で1億3000万ドル(当時のレートで約146億円)を稼いだと報じられた。
ショーンに関しては未成年を含む120人の被害者とされる人々が新たに性的暴行の被害を訴えているが、本人は担当弁護士を通して、現在も全ての容疑に無罪を主張している。