立憲民主党の代表選が23日、都内で開かれた臨時党大会で行われ、新代表に野田佳彦元総理(67)が選出された。
代表選には野田氏のほかに枝野幸男前代表(60)、現職の泉健太代表(50)、吉田晴美衆院議員(52)が立候補。それぞれの演説の後に行われた第1回の投票では総ポイント数738のうち、だれも過半数には届かず。267ポイントの野田氏、206ポイントの枝野氏の決選投票となった。
決選投票は国会議員、公認候補予定者、都道府県連代表者が投票。野田氏が232ポイント、枝野氏が180ポイントとなり、野田氏が新代表に選出された。
野田氏は選挙が終わればノーサイドであると強調。「心を合わせて打倒自民党」と新代表として気勢を上げた。ただ、最後の記念撮影では「『代表』と言われてなかなか気づきませんでした」と“初々しく”照れ笑いする一幕もあった。
野田氏は千葉4区選出。2011年には総理大臣に就任したが、12年の衆院選で敗れて政権を失い、下野した。