維新離党を表明した金沢結衣氏「無所属で悔いのない戦いをしたい」衆院選東京15区で立候補へ

杉田 康人 杉田 康人
金沢結衣氏
金沢結衣氏

 日本維新の会に離党届を出したことをSNSなどで公表した金沢結衣氏(33)が、19日までに自身のYouTubeチャンネルを更新。「次が3回目の衆議院選挙となります。自分のモヤモヤした気持ちを抱えたまま挑戦するのではなく、無所属となり、今一度自分の政治の進むべき方向を整理して、悔いのない戦いをしたい」として、次期衆院選東京15区(江東区)に無所属で立候補する意向を表明した。

 4月28日投開票の衆院東京15区補選に同党公認で立候補し、3位に終わった金沢氏は「今回は急な決断で驚かれた方も多いかと思いますが、約半年前の補欠選挙を経て、そこから地元の皆様の声をおうかがいしたりして、悩んだ末の決断でした」などと、支持者に理解を求めた。

 社会人時代、大阪で改革を押し進める橋下徹元大阪市長や松井一郎元大阪府知事の「その決断力、ブレない軸、そして強さに惹かれた」と、2020年に入党した経緯を振り返った。

 金沢氏は「私の政治のあり方と、私が惹かれて入った維新の会のあり方にズレが出ていることを感じることが多くなり、そして補選が終わってから地元の皆様の声を聞いて、いろいろ考えて」と、離党届を出した理由を改めて説明した。

 その上で「維新の会で衆議院選挙に公認をいただいて立候補した場合、もしかしたら比例復活で当選する立ち位置にいたかもしれません。ですが、当選してから辞める、それは恩を仇(あだ)で返す」と胸中を語った。

 無所属として、政治活動を東京15区で続けていくとした金沢氏は「これから先、いばらの道だと思います。しかし引き続き地域のため、日本のために。頑張っている人が報われる社会、誰もが自由に選択できる社会を目指して活動を江東区で続けていこうと思います」と決意を示した。

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