日本維新の会の藤田文武幹事長(43)が18日、国会内での会見で、2021年の衆院選東京15区、24年の衆院同区補選に、同党から立候補した金沢結衣氏(33)がX(旧ツイッター)で離党を明らかにしたことについて「こうした形で離党になるということについては大変残念に思うし、もう少し支えてあげられなかったのかということは自分としては反省したいと思う」と述べた。
藤田氏は「手続き的には正式に受理の方向で、決裁を回しているという形。あとは手続きだけの話」と、金沢氏から離党届が出ていることを認めた。
「後ろ足で砂をかけていったかというとそうではなくて、私の部屋にもちゃんと挨拶に来てくれて、これまでの感謝と、自分の思いをしっかりとお話していただいた。私も過去の思い出も含めて対応させていただいた」と〝円満〟な離党だったと強調した。
金沢氏について「無所属で(衆院選に)出られるということをおっしゃられてますが…それはわかりません。どっかの党に入るかもしれない」とした。
藤田氏は「地元から公認候補を出してほしいという声も言っていただいている。東京維新の会とも相談して、選対本部の方からしかるべき候補者がいれば、擁立したいと思います」と、衆院東京15区に同党の候補者を擁立する構えを見せた。