FANTASTICSの八木勇征(27)がショートドラマ「最期の授業-生き残った者だけが卒業-」に主演することが17日までに分かった。教師役に初挑戦する。
同作は日本テレビが制作するオリジナルの配信作品で、11月にCOL JAPANよりローンチの新ショートドラマアプリ「UniReel」(ユニリール)の第1弾企画となる。
八木が演じるのは担任教師・丸山武。卒業式前日に音楽室にクラス全員を集め「これから、みなさんに殺し合いをしてもらう。生き残った人間だけが卒業できる。まあ、そんなところだ」と宣言し、学園内でデスゲームを始めるという役どころだ。
初の教師役とはいえ、かなり特殊な役柄。デスゲームには丸山の復讐も関わっており、八木は「”ただ復讐しているだけの教師”にならないようにしたいなと思っています」と思いを明かした。視聴者に対しては「本当に怖いと思ってもらい、その人自身が置かれている現在の状況なども顧みてその人の人生に影響を与えられるような作品になればいいなと思っています」と語った。丸山の幸せな部分も描かれるとあって「落差は自分としてはすごく大事に演じていきたいなと思っています」と意気込んだ。
現場では常に丸山であることを心がけている。「心を鬼にして生徒役の子たちを突き放すといいますか、あまり関わりを持たずにいようと思っています」と自身にも生徒役のメンバーにも厳しいスタンス。「世界観をしっかりと創り出していけばいい映像が撮れると思いますので、そこは大事にしていきたいと思っています」と気合を入れた。
同作はスマホで観る「縦型」ショートドラマ。斬新な形での配信というインパクトがある一方で、八木は「教室という社会のあり方や人間関係の構図に感じる部分があると思います」とメッセージ性にも注目してほしいという思いを吐露した。