民放公式テレビ配信サービス「TVer」は10日、2024年8月の月間ユーザー数（4100万MUB）と月間動画再生数（4.9億回）が過去最高記録となったことを発表した。それまでの最高記録はともに同年7月だったため、2カ月連続で記録を更新するかたちに。パリ五輪の配信が更新に大きく寄与した。
前年同月比でみても月間ユーザー数は約140%、月間動画再生数は約130%と大きく伸長。月間5億回再生が目前となった。また、累計のアプリダウンロード数も7800万ダウンロードを超えた。
「TVer」ではパリ五輪のほぼ全競技の配信を実施。再生数の押し上げに貢献した。銀メダルを獲得した「卓球女子団体」、松山英樹が銅メダルを獲得した「男子ゴルフ」のほか、フジテレビ系「ジャンクSPORTS」といった五輪後のスペシャル番組も数多く視聴された。
ドラマではテレビ東京系「夫の家庭を壊すまで」、フジテレビ系「海のはじまり」をはじめとした7月期ドラマだけでなく、「HERO」「GTO」「ハコヅメ～たたかう！交番女子～」など人気ドラマの配信も実施。新旧問わず多くの作品が視聴された。
バラエティーではTBS系「水曜日のダウンタウン」、フジテレビ系「酒のツマミになる話」、日本テレビ系「世界の果てまでイッテQ！」などが好調。特に「水曜日のダウンタウン」は「みんなの説SP」といった過去回の配信もあり、記録更新に寄与した。
また、8月はコネクテッドTVでの再生数割合が通常より高い結果に。お盆休みなどで在宅時間も増え、テレビの大画面で視聴する機会の増加がうかがえた。
