実業家の前澤友作氏が6日、自身のX(旧ツイッター)を更新し、ネスレ日本の元代表取締役社長兼CEOである高岡浩三氏に反論した。
前澤氏は、ユニクロを運営するファーストリテイリングの柳井正会長兼社長のインタビュー内容に反論していた。柳井氏は日本テレビの取材に対して、日本が30年間成長していないと指摘し、「知的労働者をもっと入れて、知的労働の生産性を上げるための勉強を日本でも海外でも一緒にやらないと」「少数精鋭で仕事するということを覚えないと日本人は滅びるんじゃないですか」などと語っていた。8月27日のXで前澤氏は「滅びるわけないだろって」などと反論していた。
柳井氏に対する前澤氏の反応を見た高岡氏は「マネーポストWEB」の取材に対して、柳井氏の意見が「正論」とした。柳井氏の「日本が滅びる」という文言は「言葉のアヤ」とした上で、グローバルに経営を展開している柳井氏の方が世界の中での日本の位置を把握していると説明。柳井氏と同様に「選択的な移民政策」の必要性を説いた。
前澤氏は高岡氏のインタビュー記事を引用。「頭のいい外国人を日本に呼んでグローバル経営してもらうことを移民政策と言っているのですかね?」と疑問を投げかけた。「それで日本企業の価値を本当に高められるのか。日本の独自性を打ち出せるのか。日本人の素質を引き出せるのか。中小企業はどうなるのか。欧米か!ってなってしまいそうな。」とユーモアをまじえつつ、“グローバル化”に慎重なスタンスを示した。