架空の映画祭とみられる「名古屋国際映画祭」に続き、「大阪国際短編映画祭」「広島短編映画祭」を名乗るサイトの存在が22日、浮上した。
「名古屋国際映画祭」は名古屋市の映画館「シネマスコーレ」が22日に公式Xで、無断で外観の画像を掲載され、連絡先なども掲載されたと報告。「エントリー料詐欺の可能性が高いようです。」と危険性を指摘していた。
同日に大阪の「シネ・ヌーヴォ」も公式Xで「おそらく架空の『大阪国際短編映画祭』に当館で行われたトークショーの写真と住所が無断で使用されておりますが、この映画祭とシネ・ヌーヴォは一切関係がございません。ご注意ください。」と報告した。「大阪国際―」の画面には映画プロデューサー・奥山和由氏の画像も掲載されている。
また、映像作家の吉田孝行氏はXで「名古屋国際映画祭、大阪国際短編映画祭に続いて、広島短編映画祭も怪しいです。右上は、東京ドキュメンタリー映画祭2022で審査員だった伊勢真一さんと鈴木一誌さんの写真が使用されています。その時、私は会場にいましたので、間違いありません。」と投稿した。「広島短編ー」の会場は、広島段原ショッピングセンターにある「イオンシネマ広島」となっているが、同所での映画祭の開催などは告知されていない。
名古屋、大阪、広島それぞれのサイトでは「画」や「直」などに同じような独特のフォントが使われている。ネット上ではすでに「#疑惑映画祭」というハッシュタグで注意するように拡散が呼びかけられている。