安藤美姫、現役時代の誹謗中傷は「手紙」だった 「段ボールに敷き詰められて何百通」

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 安藤美姫
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 フィギュアスケーターの安藤美姫が19日、「ABEMA Prime」で、現役時代の誹謗中傷について語った。

 この日は為末大氏とともに、パリ五輪でも注目を集めた選手や関係者へのネットによる誹謗中傷について議論。その中で安藤は、自身が現役時代に受けた誹謗中傷について振り返った。

 フィギュアスケートは熱心なファンが多いことで知られるが、安藤は「同じミスをしても誹謗中傷される選手とされない選手がいる。同じ言葉で言ったときに『素晴らしい』といわれる選手もいれば『それは言い訳』と言われる人もいる」ともコメント。

 その差については「キャラだと思います」とも語り「どういう人となり、人格かは、会わないと分からないところがあるが、メディアの方が作るイメージ、その競技のキャラクター作りで応援してくださっている皆さんに印象づけられるからこそ、この人は叩いてもいいとか」と、メディアや競技でのイメージで判断されてしまうとした。

 安藤は「10代からそこで生きてきたので、今は何を言われても感じない」というが、「初めの頃はひどかった。SNSがなかったときだったので手紙でした。トリノ(五輪)の時は手紙だった」と振り返り。今でこそ、連盟やマネジャーが手紙の中身をチェックし、誹謗中傷ではないものだけを選手に渡すというシステムになっているというが、安藤の頃はそれがなかったため「段ボールに敷き詰められて何百通。ほぼほぼ誹謗中傷」だったという。

 ただ「それ以上に応援をしてくれる言葉があったので、その一言で救われた。信じてくれる人がいるならスケートを続けたいという思いになった」と、前向きな応援メッセージに励まされたと振り返っていた。

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