古代ローマの独裁者カエサルの香水を開発 花、果物、オイル、そして「剣闘士の汗」で作られていた

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画像はイメージです(ds17/stock.adobe.com)
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 古代ローマの将軍ユリウス・カエサルの香水が再現され、話題になっている。古代文献によると、カエサルは花、果物、オイル、そして「剣闘士の汗」から作られた「テリヌム」という香水を付けていたとされている。

 今回、科学者チームが再現を試み、「テリヌム」はミント、バラ、レモン、ベルガモット、ラベンダー、ジャスミン、スイレン、スミレ、ウード、シダーウッド、アンバーなどが混ざっていた可能性が高いと結論づけられた。

 また最後の隠し成分として、剣闘士の汗を入れ、そこには戦士の血が含まれており、高い名誉とみなされていたという。

 健康志向の人々に人気のある植物パチュリを使い再現されたテリヌムについて、香りの文化観光協会(SCTA)のチームは説明した。「カエサルがどんな香りを漂わせていたのか、その香水には何が入っていたのか、あるいは誰が彼のために香水を作ったのかは常に大きな好奇心の対象となってきました。古代の作家や彼が親しくしていた友人の作品から得た情報によって、カエサルの香水の中身はほぼ解明されています」

 開発された香水はトルコ、フランス、イタリアで10月に販売予定となっている。

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