俳優ライアン・レイノルズが、映画『デッドプール&ウルヴァリン』の後、再びデッドプール役を演じるかはわからないという思いを明かした。ハリウッド史上最大のR指定映画となった同新作。ショーン・レヴィ監督による、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の今後の展開を設定しない「完全な体験」としての作品だったため、「おしゃべりな傭兵デッドプール」として最後の出演になるかは不明だそうだ。
ライアンはコライダーに語った。「ショーンはそれ(今後の展開の設定なし)を明確にしていた。とても愛情深い感じでね。というのも人間が直面する最大の問題として、スタジオが『次は何だ?』『他のものをどう作ろうか?』って言ってくることがあるから」
「この映画は完全な体験として作られた。他の映画のコマーシャルにするつもりはなかった。そういうものじゃない。そんな映画作りに大きな喜びを僕は感じるよ。正直今現在、あのデッドプールのスーツをまた着るかはわからない。着たいけどわからないな。今はスーツを掛けて次に何が起こるかを見る時だから」
レヴィ監督はマーベルやディズニーが、「アベンジャーズ」の仕掛けなど将来のプロジェクトのための設定を含めるよう自分にプレッシャーをかけては来ず、代わりに「本当に満足のいく自己完結した1つの物語」を作る許可を与えてくれたことに満足していると続けた。