スプーン曲げで知られるユリ・ゲラー(77)が、故ジョン・レノンのメガネを4万ポンド(約725万円)で落札したことに「感激」しているという。イリュージョニストのゲラーは、先月31に英サリー州で行われたオークションで、ザ・ビートルズのメンバーだったジョンの青みがかった丸いフレームのメガネを、予想していた金額よりもはるかに安く手に入れたことを喜んでいるそうだ。
ゲラーはBBCにこう語った。「ジョン・レノンと私は、1970年代にニューヨークに住んでいた時、とても仲が良かったんだ」「何が何でもこのメガネを買わなければならないと思った。50万ポンド(約9000万円)でも買うつもりだった。メガネは私たちの魂、精神への道だからね」
ゲラーは、ジョンが1980年に亡くなるまで「素晴らしいつながり」を楽しんでいたとして、「ジョンは私の人生を変えた。そこで私はスピリチュアリティについて学んだんだ。彼はUFOを信じていたし、私もUFOを信じていた。彼は私のエイリアン・コレクションに関心を持っていたよ。彼は私にエイリアンの卵をくれたんだ」と続けた。
ゲラーは、イスラエルのテルアビブにある自身のミュージアムのジョン・レノンのコーナーに、エイリアンの卵と一緒にこのメガネを展示する予定だという。
今回のオークションを開催したキャサリン・サウスン・オークショニアーズは、1968年にアビー・ロード・スタジオで、売主のマイケルさんにジョンがメガネを贈ったと説明している。
マイケルさんとその恋人ペニーさんは多くのミュージシャンと親交があり、誕生日プレゼントとしてザ・ビートルズのレコーディングに招待されという。マイケルさんは「ピアノの上にあったメガネを手に取ったんです。ペニーは『触っちゃだめ』と言いました」「ジョン・レノンは振り返って、『大丈夫だよ。実のところ、それを君にあげるよ。誕生日おめでとう!』って言ったんです」「ジョン・レノンの度付きメガネではないですが、彼が私にそれを贈り、誕生日おめでとうと言ってくれたということで十分です」と語る。
またマイケルさんは1968年と1969年にスタジオを訪れた際、ポール・マッカートニー、リンゴ・スター、故ジョージ・ハリスン、そしてザ・ビートルズのプロデューサーであった故ジョージ・マーティンのモノクロ写真33枚を撮影しており、それらは2600ポンド(約47万円)で落札された。