日本の夏の風物詩と言えば花火。
しかし、都市近郊でおこなわれる花火大会はどこも過剰な混雑ぶりで、落ち着いて花火を楽しめるスポットを確保するのはなかなか至難の技だ。
そんな中、SNS上で大きな注目を集めているのは標高差を利用した穴場スポット探し。
「京大生の彼氏が標高から花火大会の穴場スポット探してて私文ワイ横転。」
とその模様を紹介したのは都内私大生の愛珠さん(@jinowadanyan)。
地理院地図のGSI Mapsで会場付近の標高差を確認し、穴場スポットを探す愛珠さん。これは7月27日に開催された隅田川花火大会での試みだそうだが、はたして成果は?
SNSユーザー達から
「地理院のGSI使ってるやつ初めて見たwww」
「地図会社なので同じようなことをする社員をたまに見かけます。(※ジオテクノロジーズ株式会社公式アカウント)」
「誰よりもきれいな花火が見れるんじゃねえかな…」
など数々の驚きの声が寄せられる今回の投稿について、愛珠さんに話を聞いた。
--良いスポットは見つかったでしょうか?
愛珠:地理院地図やGISを元に、まずは地方民が使わない路線で比較的空いてるであろう丸ノ内線を使ってお茶の水に行きました。この時は第一会場の花火の時間で見えませんでした。そこから秋葉の方に歩いて行きましたがここでも見えず、結局会場の浅草まで行きました(笑)。
花火が見えた時は、私よりも彼の方がその場にいた人の中で一番はしゃいでいてそれが嬉しかったです。
元々彼が「花火大会にカップルで行くと別れる」みたいなジンクスを気にしていたみたいなんですが、私としては沢山考えてくれた気持ちや色々あった末に花火が見えた時の感動を共有できたことが嬉しかったです。忘れられない夏の思い出になりました。もちろん良い意味で。
--投稿の反響へのご感想を。
愛珠:反響は想定内でした(笑)。彼の大学名を載せたことでやっぱり「マウントだ!」と言われるんですが、これは『ただ「彼氏が」ではなく「京大生の彼氏が」やってるからこそ様になるんだろう!』なんて思いました。
◇ ◇
ハイテクな手法で穴場スポットを探す彼に「いみじき〜」と驚いたところ、「いみじきは連体形だから正しくはいみじね」と訂正されたという愛珠さん。大学生のカップルらしい微笑ましい出来事だ。お二人が末長く仲良く過ごしていただけるよう願いたい。
なお愛珠さんは今年結成したばかりのWonder Arts(ワンダーアーツ)というバンドでキーボードを担当。現在、女性ギターボーカルを募集しており、集まり次第都内のライブハウスで活動する予定ということなので、ご興味ある方はぜひ立候補していただきたい。
愛珠さん関連情報
Xアカウント:https://x.com/jinowadanyan
Wonder Artsリンク集:https://lit.link/wonderarts