東京五輪フェンシング男子サーブル団体で金メダルを獲得したキム・ジュンホ(30)の正確で迅速な解説が、視聴者から話題を集めている。
パリ五輪でも、フェンシング男子サーブル団体で韓国代表チームが、金メダルを獲得した。サーブルは試合の特性上、秒単位の攻撃が多く、一般視聴者が各選手の得点有無を判断するのは非常に難しい。
そんな中、キム・ジュンホは選手時代の感覚と経験を生かし、同時打撃が出るたびに「遅い」「速い」など、判定が出る前にリアルタイムで得失点を伝え、テレビなどで見ている視聴者の快適な試合観戦に一役買った。視聴者は「キム・ジュンホの解説精度が99.9999%」「AI解説とはこういうことね」「解説でも審判でもなく、センサーみたい」などと反応した。
試合中、韓国選手がビデオ判定を要求すると「遅かった。ビデオ判定は必要ない」と即座に判断。準決勝を通過した韓国選手が興奮した様子を見せると、「セレモニーは、金メダルを取った後にした方がいいと思う」と雰囲気を落ち着かせる場面も高評価を得た。
キム・ジュンホは、20歳の時に代表入りし活躍。その整った顔立ちから、アイドルさながらの人気を博した。東京五輪で金メダルを獲得した後、2022年のアジア大会を最後に代表引退を宣言。最盛期を迎えている上、フェンシング選手としてはまだ若い年齢であったため、ファンに大きな衝撃を与えた。現在は2人の息子とともに、リアルバラエティー「スターパパ奮闘記!スーパーマンが帰ってきた」に出演中だ。