女優のナタリー・ポートマンは動物学者になりたかったという。およそ30年にわたるショービズ界でのキャリアを持つナタリーだが、人生がその方向に進んでいなければ、国連平和大使も務める有名な霊長類学者で人類学者のジェーン・グドールのようになりたかったと明かしている。「エンターテイメント・トゥナイト」にナタリーは「ジェーン・グドールのように、野生の動物と暮らしていたと思う!」と“理想”を語った。
「スター・ウォーズ」シリーズでも人気を博したナタリーは、オフブロードウェイのミュージカル作「ルースレス!」で代役を務めた後、1994年の「レオン」のメインキャラクターの1人を演じて映画デビュー。その後2010年には「ブラック・スワン」でアカデミー賞の主演女優賞を受賞している。今年はApple TV+のドラマ「レディ・イン・ザ・レイク」で、ユダヤ系報道記者を演じるなど、着実にキャリアを重ねている。一方で、長年動物愛護運動家として活動してきたことでも知られている。
ヴィーガンライフを実践し、革製品やファーなど動物を使用した製品は20年以上にわたって一切使用していないそうで、ザ・ハリウッド・リポーターにナタリーはこう語る。「ヴィンテージの服を買ってるし、本当に必要な時だけ。それにもちろん、破損したものは修理する」
9歳の頃からベジタリアンだったナタリーだが、2011年にジョナサン・サフラン・フォアの著作「イーティング・アニマル:アメリカ工場式畜産の難題」を読んだのをきっかけにヴィーガンとなったという。なお、ベジタリアンは卵製品や乳製品を口にするかどうかは本人の判断とされているが、ヴィーガンは肉や魚介類のほか、卵製品や乳製品、蜂蜜を含めた動物性食品を一切口にしない人のことを指している。
ナタリーは高校のときの科学実験が論文となり雑誌に掲載された。大学はハーバードに進学し、心理学を学んだ才媛でもある。