フィットネストレーナーとして人気を博したリチャード・シモンズさんが死去した。76歳だった。シモンズ、13日午前10時に家政婦から通報を受け、ロサンゼルスの自宅に駆け付けた救急隊員により死亡が確認されたことをTMZが伝えている。
76歳の誕生日を迎えた翌日に帰らぬ人となったシモンズは、今年3月に皮膚がんの診断を受けたことを公表していた。
自宅で倒れ、直ちに医療処置を受けるよう家政婦から促されたものの、それを拒否したと言われている。犯罪の疑いはなく自然死と考えられているものの、現在ロサンゼルス検視局が死因を調べているところだという。
先週金曜日に76歳を迎えたリチャードは、ファンから寄せられた誕生日を祝う言葉の数々に感謝する投稿をフェイスブックに相次いで投稿していた。
ニューオリンズ生まれのシモンズは、誕生日を迎えるにあたり、ピープルのインタビューで 「自分のことを有名人だと思ったことは一度もない。みんなは知らないだろうけど、僕は本当にシャイで、ちょっと内向的な人間なんだ」「でも、幕が上がれば話は別。私は人々を幸せにするためにそこにいるんだ」と語っていた。
1970年代から80年代にかけて、ロサンゼルスのアナトミー・アサイラムをはじめとするジムを次々とオープンさせ、一躍有名になったシモンズは、数多くのフィットネス・ビデオやDVDをリリースし、そのポジティブなエネルギーと華やかさでファンに愛された。
エネルギーに満ちた人格を維持することが要求されたため、晩年は公の場から身を引いていたが、ソーシャルメディアではファンに自身の日常を報告していた。3月には、皮膚がんと診断されたことをフェイスブックで明かし、長文の投稿でそれを知った瞬間や手術について振り返っていた。