前参院議員で、7日投開票の東京都知事選に立候補し落選した蓮舫氏が11日、自身のX(旧ツイッター)に「蓮舫事務所」の投稿をリポストし、「R」シールについて反応した。
「R」シールは都知事選挙の期間中に、都内のさまざまな場所に貼られていたものが発見されている。蓮舫氏が選挙活動中に「R」という文字が印刷されたシャツを着ており、支持者の中に「R」のプラカードを掲げる人もいたことなどから、蓮舫氏陣営が関与しているのでは、という指摘もあった。
7日の開票後の会見で、「R」シールについての質問も出た。しかし、蓮舫氏は「質問の意図が分かりません」「全く意味が分かりません」などと回答していた。
11日になって、蓮舫氏の秘書が運営する「蓮舫事務所」のアカウントが「都内の繁華街に貼られているRと書かれたシールについてご指摘をいただいております。蓮舫陣営として、このシールの企画・作成・配布・貼付のいずれにもまったく関わっておらず、本件についてはSNSなどで知ったところです。貼りつけをおこなった方は、候補者への支援の思いからだったとしても、すぐに原状回復をされるようにお願い申し上げます。」とコメント。蓮舫氏はこのコメントをリポストして自身Xにも掲載したが、自らコメントなどはしていない。
投開票日から1週間が過ぎた14日も東京・新宿駅近辺では「R」シールが散見された。「蓮舫事務所」が反応する前の10日には多くの「R」シールが見られたが、14日午後1時の時点で目立つポイントのものははがされていた。ただ、発見しにくい場所やはがしにくい位置のものは残されており、“はがし残し”もあった。