東京都知事選・石丸伸二氏「胸を張ってやりきった」、今後は未定も国政進出は「選択肢としては考えます」

よろず~ニュース編集部 よろず~ニュース編集部
清清しい表情で会見場に到着した石丸伸二氏
清清しい表情で会見場に到着した石丸伸二氏

 東京都知事選が7日、投開票され、現職の小池百合子都知事(71)の当選が確実となり、無所属で立候補した広島県安芸高田前市長の石丸伸二氏(41)は、東京・千代田区の事務所で敗戦の言葉を述べた。今後については未定とした。

 20時の開票と同時にテレビに小池都知事の当選確実が伝えられると、「くそったれ!」「え~」という支持者の悔しがる声が会場内に響いた。支持者や報道陣と同じ部屋で開票を迎えた石丸氏は清清しい顔つきで登場し「私から申し上げることは二つです。1点目、この選挙に際して、私のチームは本当に全力を尽くせたなと感じます。後援会からボランティア、数え切れないほど皆さんの力をちょうだいできました。その点で胸を張ってやりきったと言い切れます。本当にありがとうございました」と感謝を示し、「2点目、結果においては都民の総意が現れたということ。私からなにも言うことはありません」と語った。

 共同記者会見で今回の敗因について問われ「NHKを始め、マスメディアが当初扱わなかった。そういうこと」とジョークを交えて話すと、会場は大盛り上がり。今後については「まだ決めていません」としながらも、国政への進出を問われると「選択肢としては当然考えます。例えば広島1区」と野望をのぞかせた。

 小田全宏選対本部長は都知事選を終え、「始まるまでは小池さんと蓮舫さんの与野党対決という認識だったと思う。しかし、皆さんが今回の石丸さんの動画や街宣を見て変わった」と石丸氏の支持を実感。そして「この追い風に私が元々自民党関係者だったから後ろは自民党じゃないか?、宗教団体が関係しているんじゃないかと言われるが、全然ありません。むしろ自民党であろうがあろうが、共産党であろうが、どの党の人でも石丸さん良いねと言ってくれるところは同士。良い七夕革命になった」と語った。

 石丸氏は安芸高田市出身で、京大経済学部から三菱東京UFJ銀行に入行。経済を分析、予測するアナリストとして活動し、4年半に渡ってニューヨークに駐在した。20年7月の市長選に初当選。24年8月の任期満了に伴い、次期市長選に出馬しない意向を発表し、都知事選に立候補。市長時代は自治体公式として全国一となる登録者26万人を誇り、歯に衣(きぬ)着せぬ物言いと市議会との対立が切り抜かれ、「日本一バズる市長」として有名になった。

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