マイケル・ジャクソンさんのペットだったチンパンジーのバブルス君は、晩年を「楽しく暮らしている」という。
バブルス君は1980年代にマイケルによってテキサスの研究施設から購入されたものの、2005年には類人猿センターに送られていた。2009年にマイケルさんは他界、41歳になるバブルス君は現在保護施設で「多くの自由」を得ているそうだ。
ちなみに飼育されているチンパンジーの平均寿命は約50歳から60歳ほどといわれている。
同施設のパティ・ラガン所長がTMZに語ったところによると、バブルス君はトンネルを探検したり、木の下に巣を作ったり、毎日昼寝をしたり、時には絵を描いたりすることもあるそうで、体重は約180ポンド(約82キログラム)で、獣医と介護スタッフにより健康状態を定期的にチェックされているという。また友好的な性格で、訪問者や仲間のチンパンジーであるウープシー、ボマ、リプリー、コドゥア、ストライカー含め他の動物たちとよく交流しているそうだ。
尚マイケルさんの音楽やビデオはチンパンジーたちのために定期的に流されているが、バブルス君がそれを好む様子は見られないという。
一方マイケルさんの遺産管理団体は、現在もバブルス君の世話に、年間約2万7000ドル(約430万円)にのぼる費用を拠出しており、マイケルさんの弁護士や家族も近年、保護施設を訪れ、バブルスとの懐かしい再会を楽しんでいるほか、マイケルさんのファンクラブは定期的にココナッツやマンゴーなどのおやつや毛布を送っており、バブルス君は昼寝の時間に丸くなってそれらを楽しんでいる姿が見られるそうだ。
TOTOのギタリストであるスティーヴ・ルカサーは以前、マイケルさんのアルバム『スリラー』のレコーディングスタジオでバブルス君が「ヴォーカルブースをズタズタにした」ことをこう語っている。 「壁に向かって物を投げつけ、ウエストレイク・オーディオのヴォーカル・ブースをぶち壊したんだ」「その後、バブルスはスタジオに出入り禁止になったと思う」「でもマイケルはクールだった。彼はスタジオで全力で歌っていた。彼は自分が何をしたいのかわかっていたんだ」