47歳で早逝『オズの魔法使』伝説女優が履いた赤い靴 盗まれた超レア品を取り戻すため地元が資金集め

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画像はイメージです(Seiko/)
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 故ジュディ・ガーランドさんの故郷が、『オズの魔法使』でジュディが着用した靴を購入するために資金を募っていることが分かった。

 1922年に米ミネソタ州グランドラピッズで生まれた女優ジュディが映画の中で履いていた超レアなルビー色の靴は、地元の博物館から盗まれ、FBIにより発見された後、オークション会社に管理が委ねられていた。この靴は、世界ツアーで展示された後、12月にオークションに出品される予定だ。

 ミネソタ州議会は、ジュディのこの靴を購入するために10万ドル(約1600万円)を用意しており、現在募っている資金は、これに追加される。

 ダラスを拠点とするヘリテージ・オークションズは、このアイコニックな靴を所有していた記念品コレクターのマイケル・ショー氏から預かった。同社のエグゼクティブ・バイス・プレジデントであるジョー・マッダレーナ氏は、ミネソタ・パブリック・ラジオに対し、その莫大な現金価値についてこう語っている。「100万ドル(約1億6000万円)でも1000万ドル(約16億円)でも売れるでしょう。価値はつけられません」

 ショー氏によって2005年に同市のジュディ・ガーランド博物館に貸し出されていた靴は、その年の夏、何者かにより盗まれ、2018年にFBIが回収するまで、その行方は謎のままだった。捕まった犯人は、美術館のドアと展示ケースのガラスをハンマーで叩き割り、この美術品を窃盗したことを認めたため、1月に服役を言い渡された。3月には、2人目の男が窃盗に関連して起訴されている。

 この靴は、1939年の『オズの魔法使』のストーリーで核心的な役割を担うもの。ジュディが演じたドロシーは、かかし、ブリキ男、臆病なライオンとともに、スパンコールとビーズで飾られた靴を履いて黄色いレンガ道で踊ったことで知られている。1969年に睡眠薬の過剰摂取により47歳で亡くなったジュディは、撮影中に何足も履いていたが、そのうちの4足が現存しており、レオナルド・ディカプリオとその友人たちが、映画芸術科学アカデミーのために1セットを購入している。

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