有名ラッパーのクリス・ブラウンが、コンサート中に宙ぶらりんのまま降りられなくなる事態が発生した。ニュージャージー州ニューアークのプルデンシャル・センターで開催されたコンサートにて、『アンダー・ジ・インフルエンス』のパフォーマンス中、クリスはワイヤーに吊るされステージから数メートル上空に上がっていたが、装置が故障し、そのまま動けない事態が続いたかたちだ。
観客が撮影した動画には、ステージスタッフにトラブルを伝えたクリスが、運ばれてきた大きな梯子を足場にワイヤーを取り外し、無事ステージに降りる姿が捉えられている。
ハリウッド・レポーターによると、クリスはコンサートの終わりに、観客に向かい今回の事態に怒りを覚えたものの、事態をうまく対処できたと話していたという。
今回のクリスの「11:11」ツアーではサスペンションワイヤーを使い、センターステージからセカンドステージに飛び移るような演出がされている。
同ツアーは今月5日にミシガン州デトロイトで開始、ラスベガス、ニューヨーク、ワシントンD.C.、アトランタなどを回り、8月にロサンゼルスで幕を閉じる予定だ。
そんなクリスは最近『RBマネー・ポッドキャスト』で音楽で稼いだお金で賢い投資をしたいと明かしていたところだ。「ツアーをしない限り、どれだけ自分の成功が続くかはわからない。すべてのアーティストが稼いでいるように見せかけることが可能なわけじゃない。ツアーをしない、活動しないなら、出口戦略が必要だ」
そしてファストフードのバーガー・キングのようなフランチャイズへの投資を勧められたというクリスは、自身のマスター録音を買い取る取引を進めたい意向も明らかにしていた。