スウェーデンの人気ラッパー、C・ガンビーノが銃撃され死亡した。26歳だった。
黒いレザーマスクを被った姿でおなじみのC・ガンビーノは4日、スウェーデンのヨーテボリ市のガレージに車を停めた後、銃弾に倒れ、病院に搬送されたものの帰らぬ人となった。
午後10時42分、同市のヒジンゲン地区にあるセルマ・ラーゲルレーヴ広場付近で起きた同事件について、警察当局はこう発表している。「(C・ガンビーノは)この辺りに住んでおり、自身の車を停めようとした際、待ち構えていた(殺人犯らに)襲われました」
駐車場のガラス扉に合計7つの弾痕を発見、この事件の目撃情報を募っているとし、「事件に繋がりのある車を目撃したという証言があり、その真偽を調査しています」と警察広報は発表、更に別の広報は、「我々は現地の目撃情報をできるだけ多く収集し、専門的捜査を続けています」としている。
警察は同地域の某所に踏み込み、数人が尋問されたが、現在のところ容疑者は割り出されていない状況だ。
C・ガンビーノ(本名カラール・アリ・サレム・ラマダン)の訃報に、ファンからの追悼の言葉がオンライン上に溢れる中、自宅のドアの前には一輪の黄色いバラが置かれてもいた。
スウェーデンで最も成功し影響力のあるアーティストの一人だったガンビーノ、2019年から音楽作品を発表し始め、2022年にデビューアルバム『シン・シティ』をリリース、シングル『オートマティック』『スヴァー』は同国のチャートで首位を獲得、スポティファイで毎月100万人以上のリスナーを有し、先月には同国のグラミー賞に相当するGrammiを受賞したところだった。