中山秀征が28日放送のテレビ朝日「証言者バラエティ アンタウォッチマン!」に出演。40年超の芸能活動が特集され、当初歌手・俳優を目指した路線を、コメディに変更してお笑いコンビ・ABブラザーズとしてデビューし、すぐにブレークしたが、4年目に転機が訪れたことを明かした。
ダウンタウン、ウッチャンナンチャンが台頭。先行していた中山は、当時はすでに新ネタ作りをぼほしておらず、ネタ番組に出ても「焼き直しの古いネタ」だったと回想。ネタ番組での順位が「放送回を重ねるごとに下がった。お客さんの反応で如実に分かった。見てる方向が変わって、違うコンビを応援しているのが目の前で分かるくらい差があった」と振り返った。
「聞こえてきたのは、『ABブラザーズもう古いよね』。デビュー3年でですよ」。ネタをもう1回やろうと担当マネジャーに言うと、「中山、負けを認めろ」と言われたという。
ダウンタウン、ウッチャンナンチャンらの「波はみなさんが想像する以上にデカかった。全ての時代が変わるような感覚」と振り返った。
ABブラザーズも92年に解散したが、「ちょっと、ほっとしたじゃないですけど、できないことをやっていた。でも人気が出てしまった」と当時の心境を明かし、「ほっとして、よし、自分の道を進もう」とピン活動専念を決意。22歳で負けを認め、お笑い芸人からテレビタレントにキャリアチェンジしたことを明かした。
中山はウンナンと初めて共演した際に「ネタ100本くらいあるって言ってた」と明かし「ちょっとほっとして、コンビとしては負けたけど、中山秀征として1からやろうと」と振り返った。