5月初旬に行われた、ファッションの祭典「Met Gala(メットガラ)2024」で、Stray Kids(ストレイキッズ)が現地カメラマンから数々の暴言を吐かれた動画がネット上で拡散され、「東洋人差別だ」と非難が殺到したのが記憶に新しいが、今度は少女時代のユナが、人種差別行為を受けたのではと27日(以下、現地時間)、インドメディアの代表的な英字新聞「times of india」が報じた。
記事によるとユナは21日、「第77回 カンヌ国際映画祭」に、ジュエリーブランド「Qeelin(キーリン)」で唯一の韓国人アンバサダーとして、公式招待を受け出席。ピンク色のドレスを着用し、アップスタイルで華麗な容姿を披露、映画祭を彩った。
問題は会場入りする際に起きた。ユナが階段を上っている途中、振り返って取材陣のカメラに向かってポーズを取ろうとした瞬間、隣にいた女性ボディガードが、それを手で制したのだ。この行動にユナは慌てた表情を浮かべたが、それでも笑顔のまま取材陣に手を振ってみせた。しかし、該当の女性ボディーガードはそれすらも許さず、せかすように会場に入るよう促した。結局ユナは、苦笑いのまま会場入りした。
「times of india」は「ユナの反応は落ち着いて見えたが、不愉快な様子がうかがえた」と伝えている。そして問題は、この女性ボディーガードがユナだけではなく、別の有色人種の女性が撮影に応じようとした際にも“過剰な”警護をした点にあるとしている。その証拠として、白人女性たちが階段で同じようにカメラに向かってポーズをとっていても、該当ボディーガードは何の制止もしていなかったと説明した。
この問題は韓国メディアでも取り上げられ、オンラインコミュニティーでは、その場に居合わせた人物が撮影したとみられる動画も拡散されている。韓国のネットユーザーたちは激怒し「明らかな人種差別だ」と、該当ボディガードの即時解雇を要求している。