参政党の神谷宗幣代表(46)が22日、国会内での定例会見で、自民党派閥の政治資金パーティーをめぐる裏金事件を受けた政治資金規正法の改正案について「政治資金パーティー自体を禁止すると、我が党のような形で党の運営費をパーティーを使って集めているところからすると死活問題。そこは絶対、法律で禁止はしないでもらいたい」と述べた。
神谷氏は「政治資金パーティーをやるなということを大きな党だけで決められると、非常に民主主義の危機だと我々は考えている。これからチャレンジして党を創っていこうという党からすると、政治資金パーティーができないと、どこからお金を集めてくるんだということになる」と主張した。
同党運営費の半分以上を寄付と政治資金パーティーで集めているとした神谷氏は「ホテル行って飲み食いしてお金くださいって言うんじゃなくて、勉強会を盛大にやってイベントをやって、そこに何千人一気に集めて、イベント運営を政治資金パーティーとして、参加型のパーティーをやっている」と強調。その上で「本格的にそれを禁止するというのは、これから新しい党を創るなと言っているのと同じ」と訴えた。
参政党は、8月10日に神戸国際展示場で「参政党Fes in 神戸」と銘打った3000人規模の政治資金パーティーを開催予定。神谷氏は「我が党のような新しい、国会議員がおらずにゼロから始めた党の声も聞いてもらわないと。大きな党だけで勝手に決めるのは非常に不公平」と語気を強めた。