元大阪市長で弁護士の橋下徹氏が11日、自身のX(旧ツイッター)を更新し、自民党・公明党による「政治資金規正法」の改革案について、野党のスタンスに疑問を投げかけた。
橋下氏は自身が出演した番組について伝えた「橋下氏『国民不信を感じていない』改正法与党案について情報番組で発言『立法事務費も透明化すべき』」と題したネット記事を引用。「野党はまだ問題化していない立法事務費についてじっと黙っている。結局野党も領収書公開不要のお金が欲しくてたまらないのか。」と厳しく問いかけた。
10日のXでは「政治資金規正法改正、自公が与党案に合意政策活動費公開など」と題したネット記事を引用し「自公がまとめた政策活動費の改革案は最悪。」と斬っていた。「この案だと、政党の収支報告書の対象になるだけで国会議員が使った領収書は全く出てこない。これだと今まで通り国会議員がごまかし放題。」と解説した。
政治資金パーティーをめぐる収支報告書未記載は大きな問題となっている。与党が出した政治資金規正法の改革案については野党は批判しており、橋下氏も「最悪」とバッサリ。ただ、与党案だけではなく、野党側にもしっかりとしたスタンスで改革に取り組むことを求めた。