バイデン大統領「日本人は外国人嫌い」発言にパックン「趣旨はそこまで間違っていないかも」

よろず~ニュース編集部 よろず~ニュース編集部
パトリック・ハーラン
パトリック・ハーラン

 タレントのパックンこと、パトリック・ハーランが5日、自身のX(旧ツイッター)を更新し、米国のバイデン大統領が「日本人は外国人嫌い」と発言したことに言及した。

 バイデン大統領は今月1日、選挙関連イベントでの演説で、米国の経済成長の要因の1つとして「移民を受け入れている」ことを挙げた。続けて中国、ロシア、インドと並べる形で「なぜ日本は問題を抱えているのか。それは彼らが外国人嫌いで移民を望んでいないからだ」と発言した。これを受けて日本政府は米側に「日本の政策に対する正確な理解に基づかない発言があったことは残念」などと伝えたという。

 パックンはバイデン大統領の発言などを伝えたネット記事に「10年で在留外国人の人数が50%アップ。15年で外国人労働者が4倍に増えた!この数字を見ると、日本は本当に外国人ウェルカムな国に映るでしょう。」とコメント。「日本人は昔から外国の時事、文化、職、エンターテインメントにも目を向け、外国語も全員勉強している。外国人に多大な興味を示していると思う。」と続けた。

 30年の在日経験をもとに「僕はたまに嫌われることがあるが、それは多分自分の落ち度なだけ。日本人は外国人嫌いではない。」と分析した。

 一方で「日本にいる外国人の絶対数は、西洋各国に比べて非常に少ない。」とも指摘。「まだおよそ全人口の3%だし、このまま増え続けても2070年にはそれが10%に上がるだけ。」と数字を示した。米国では外国人が「上場企業を大量に創立」するような経済効果があるが、日本ではそういった効果は見えないことも指摘した。バイデン大統領の考えは「古い」としながらも「中国、ロシア、インド、日本が経済的に振るわない理由に(少なくとも数年前までは)移民に後ろ向きだったことを挙げているという、発言の趣旨自体はそこまで間違っていないかもしれない。」と分析した。

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