鳥のオウムは、ビデオ通話を楽しむことができるということが分かってきた。フェイスブック・メッセンジャーでの通話を教えたところ、ライブと事前に録画されたビデオとの違いを理解できるほど知能が高いことが判明した。
今回の研究結果は、ペットが同種間および人間とコミュニケーションができるようになる「動物を中心にしたインターネット」の創造に繋がる可能性があるという。
研究を指導したスコットランドのグラスゴー大学のイレーナ・ハーサイジ=ダグラス博士は「飼い主たちと協力し合いながら行った今回の研究で、知能の高いこれらの鳥がデジタルタブレットが提供する複雑な刺激にどう反応するのかの見識が深まりました」と話した。
また、実験の様子についても説明。「『ライブ』映像が、オウムのスクリーンとの関わり方に明らかに変化をもたらしたように見えました。他の鳥との彼らの対話をしている間、彼らの行動は実際に他のオウムと関わっている時の行動を反映するものが頻繁に見られたのです。これは事前に録画した動画とのセッションでは見られないものでした。何人かの飼い主は、自分のオウムがそれぞれのセッションを見分けることができると確信していました」