人気コメディアンで俳優のエディ・マーフィ(63)の新作映画『ザ・ピックアップ』の撮影中の事故で重傷を負ったスタッフのために11万8000ドル(約1850万円)以上の寄付が寄せられている。
4月20日、米ジョージア州アトランタの撮影現場でスタント用の車両2台が衝突した事故で、病院に搬送された8人のうちの1人であるドリー・グリップ(撮影用の台車を押す係)のマーヴィン・ヘイヴンさんのGoFundMeのページには生々しい様子が綴られた。
「彼は肋骨、首、背中の複数個所の骨折、肩甲骨の粉砕骨折、気胸、顔面再建手術が必要な頭蓋骨骨折と広範囲にわたる身体的負傷を負い、現在集中治療室に入っています。私たちの愛する友人が存命であることに非常に感謝しており祝福されていると感じますが、彼の回復への道のりは疑いなく長く困難であり、想像を絶する挑戦に直面しています」
ヘイヴンさんに向けては、25万ドル(約3900万円)の目標に対し、現時点で11万8000ドル以上の寄付が集まっている。
また同事故で同じく重傷を負った特殊効果専門家ウェイン・ロウさんの家族もGoFundMeのページを開設しており、現在のところ2万8000ドル(約44万円)が寄せられている。
アマゾンMGMスタジオのスポークスパーソンは事故当時、デッドラインにこう話していた。「4月20日、『ザ・ピックアップ』のセットで、リハーサル済の第2班のアクションシーン中に事故が起きました。不運にもシーンは計画通りに進まず、結果としてスタッフ数人が負傷しました」「現在も私たちは、起こったことに関する事実とその原因を探っている段階ですが、第一に現在回復中の方々のことを想っています」「クルーとキャスト全体のウェルビーイングが私たちの最優先事項であり、引き続き撮影における業界最高レベルの安全対策をとっていく意向です。撮影前と、最中にも全ての安全対策が再検討されました」